注意書き
すいません、遅れてますね
いや、そこに問題はない、はず
もっと別な問題があるきがしますが
今回はすいません、先に謝ろう、何を?
つまりよく解らないんですよ…すいませんね
文章表現法でも勉強しようか、いやしないな
そんな事をするほどオレは頭がよくないし、体は動かない






コレがオレのデジタルワールド!!

ステージ15:Re-Evolution


「エヴォリューションプログラムの初期化。レベルリバースを起動。進化ルートをリエヴォリューションに変更、実行。デジコアに少々負担がかかっているが…素晴らしい、まだ実験段階だがコレは即戦力間違い無しだ!!」

ノートパソコンに映し出される数値を見ながら男が感動の声を上げる。

「ダメージ回復、その無限ループ。最強だ!!このデータは早く持ち帰らなければ!!」

しかし持ち帰るには問題があった。現在施設はシールズドラモン率いるコマンドラモンの部隊に完全に占拠されている。下手に動くとあっという間に見つかりデータは没収、自分の命すら危うい。

「長距離転送も可能にしておくべきだったか…まぁいい、じっくり待てばいずれは仲間が…」

男はディスプレイの端に写っている小さな映像を拡大する。

「それまで楽しませてもらおうかな」

映像に写っていた場所。メタルティラノモン発見現場は今、完全に隔離され出入りが不可能な状態になっていた。その中にはタクトとメタルティラノモンが進化したカオスドラモンXがいた。

「何でそんなに元気なんだ!!コレじゃぁ脱出方法も考えられないよ!!」

「グガァァアア!!」

「あぁもう!!」

その頃メタルガルルモンは。

「ガルルトマホーク!!」

メタルガルルモンの胸が開き、中からミサイルが顔を出す。発射すると反動に任せてそのままメタルガルルモンは宙返り、ミサイルは扉に向かい真っ直ぐ飛びメタルガルルモンが着地した時に扉に当たり爆発した。

扉はどうなったかと言うと開く事は無く、壁と一緒に崩れていた。まるで扉は壁に描かれた絵の様だった。ついさっきまでは開閉が出来たのだが。

「タクト…」

「何があったんですか?」

急に離しかけられて驚くメタルガルルモン。横にはコマンドラモンがいた。爆音を聞いて駆けつけた様だ。

「話は聞いています。ゲートの準備は完了、いつでもボレロに転送出来ます」

ウォーグレイモンを見て軽く敬礼するシールズドラモン、後ろの方でもコマンドラモンが敬礼している。こんなのを見るとやっぱりウォーグレイモンって地位が高いのかなとか考える。

「すまない、シールズドラモン…」

「それより腕は…」

「あぁ、問題ない。これから会うオファニモンの方が恐ろしい」

「お気をつけて」

ウォーグレイモンの言う通りだ。これから会うオファニモンに何を言われるか、いや、何をされるか解らない。オレの右手も治療と題して別の事をされそうな気がする。ウォーグレイモンは重大な問題だがオレの場合は疲労だからな。やりたい放題だろう。

「あぁ…アスカ、帰りますよ」

「このゲートは…」

持ち運び可能な帰り用のゲート。広さはたたみ1枚くらいの大きさで横には大きな機械がついている。このゲートは往きだけの一方通行なディメンションのゲートの問題を解決した画期的な物らしい。ただし携帯用のせいか、エネルギーのチャージに時間がかかったり、一度に送れるデジモンの数に限りがある様だ。ゲートディスクがあれば一発なんだけどな。

「タクト達…大丈夫かな?」

やっぱり気になる、いくらダメージを与えたって相手には何が起きるか解らないXデータがある。ウォーグレイモンを治すのも大事だけど、やっぱり仲間を残して先にってのもあっさり帰る気になれない。

「彼らなら大丈夫ですよ、きっと上手くやってくれます」

ゲートから光が溢れてオレ達を包んだ。後は同じ転送、目を開けるとディメンションの前に立ってた。

『コマンド05からシールズへ、緊急です』

「シールズだ、何があった?」

ウォーグレイモンと人間の転送、それが終わって一息ついていた時に緊急だ。やはり順調には行かないか。そう思いながらシールズドラモンは内容を聞いた。

『クリムゾンが敵兵器と一緒に完全にロストしました。恐らく交戦中ですが位置が解りません、どうすれば良いでしょうか?』

「ち、何をやってるんだお前達は…」

その頃ロストしたタクトとカオスドラモンXはと言うと。

「くっそぉ…どうすれば…RPG系ならもうとっくにゲームオーバーだね、アクションで良かったよ」

タクトがカオスドラモンXの攻撃を必死で逃げ回っていた。

タクトが不利なのは明らかだった。相手は究極体1体だがフルポテンシャル、さらにありえない飛行能力。こっちはこっちで戦闘により体力を消耗している。攻撃は当たってもレッドデジゾイドは硬く、ダメージを与える事が出来ても何故か回復してしまう。スピードでは少し勝っていたが戦いを挑むには情報が少な過ぎた。

だからと言って諦める訳には行かない。カオスドラモンXを撃破する事は出来なくてもココを脱出する事は諦められない。こんな所で死ぬ訳には行かないから。

「(これ以上クォ・ヴァディスは無理だな…)」

体力の限界を感じながらタクトは考えた。

コレだけの能力を持ったデジモンを何故捨てるのか?進化して新しい能力が備わって、それが気に入ったから捨てるのを止めたとか?だが結局今もどこかでデータを採集してて、終わったらお払い箱とか?だとしたら時間が無いかもしれないのだが。

「ウォーグレイモンとアスカの回収を確認!!救護班急いで!!」

帰って来て早々騒がしくなっった。

まずはウォーグレイモンを運ぶためにナイトモン2体が担架を持って来た。ウォーグレイモンは自分で歩けるって言ってたが無理矢理寝かされてどこかへ運ばれた。残されたオレはどうすれば良いのかいまいち解らず、心配なウォーグレイモンについていく事にした。

「キミはこれ以上入る事は出来ない、そっちで待っててくれ」

途中ナイトモンに制止されたのは治療室の扉の前。オレがウォーグレイモンに声をかけることすら出来ずに扉が閉まり、上に治療中のランプが点いた。

「また面白い物を持ち込んでくれましたね」

「向こうから無理矢理プレゼントされたんですけどね…」

冗談を話しながらもオファニモンの顔は1つも笑いを表さない。ウォーグレイモンは少々引きつっていた。

「このデータは…体が重くない?最大容量をオーバーしていると思うのですが…まぁ腕ごと切り落とす事は無さそうですわ」

ウォーグレイモンの体をスキャンしたデータを見ながらオファニモンが聞く。

「言われると重いかもしれませんね…で、どうやって取るんですか?」

「コレは体の外に引っ付いた感じ。そうですねぇ…噛み付いて離れない感じです。最初は中に埋め込まれたのですが…アスカ君の傍にいたのが影響したのでしょうね、外に出て来てます。無意識にでも発動してたのでしょうか?アスカ君が完璧に力を発揮してくれたら簡単に取り除けるのでしょうが…私にも興味がありましてね?」

キュイィィィィィィィィィィィィイイイン

「え、ココは歯医者ですっけ?違いますよねぇ!!」

「安心しなさい、死にはしません…」

補佐していたナイトモン達がその光景から目を逸らしたのは、言うまでも無い。

「ふぅ…終わりましたわ、あら?」

「げっ…」

「げ?」

「あ…いや…」

扉が開いて直ぐにオファニモンが出来てた。目が合った瞬間に【げっ…】何て言ってしまったのは失礼だったかもしれないけれど、オファニモン以外のデジモンならみんな許してくれる気がした。

「ウォーグレイモンなら無事ですよ。それよりコレを見てください、凄いでしょ?」

ウォーグレイモンの無事を聞いて安心した、直ぐに傍に行きたかったがオファニモンが何かを見せる。

ココで無視すると後で何を言われるか解らない。オファニモンの声も結構嬉しそうだったし、見ておいて損は無いだろう。

「黒い…コレは一体…」

オファニモンはおぼんに乗せた黒い球体を持っていた。なんとなく【ゲヘナ】に似ている気がした。

「触っちゃいけませんよ、アスカ君が触ったら消えてしまうかも知れませんからね」

「どーゆーこ…もしかして!?」

「コレがウォーグレイモンに組み込まれていたXデータです」

それからオファニモンがどうやってウォーグレイモンから取り出したのか、それから取り除いたXデータの使用目的を簡単に話す。取り出した方法は聞いてない事にして良い?

「とりあえず、無事に終わったのはアスカ君がココにいたからでしょうね。感謝するわ」

「いや…全く意識してなかったし」

勝手にXイレイザーに近いエネルギーをオレが発していたとオファニモンは言っていた。それがXデータの活動を抑えていたらしい。全く信じられないのだが事が無事に終わって何よりだ。

「それより、アスカ君も腕を見せなさい。ウォーグレイモンが心配してましたよ?」

「へ?」

「へじゃないの、こっちに来なさい。あぁそこのナイトモン、コレをセラフィモンの所に持って行ってね、くれぐれも落とさない様に」

腕を見せろと言われた時の混乱と、ウォーグレイモンが心配してくれていたと言う喜びと、コレからオレは何をされるのかと言う恐怖を頭の中で展開している隙に、オファニモンはわざとであろうオレの右手をぎゅっと握り、部屋にオレを引きずり込んだ。

「ふふ、アスカ君もまだまだ子どもなのね」

オレを無理矢理椅子に座らせて、右手を怪しげな液体に浸けて置いた包帯でぐるぐる巻きにしてからオファニモンは笑った。

「コレはね、バトルに慣れていない成長期や進化したばかりの成熟期のデジモンに起きやすい現象なの」

オファニモンは何故かいつもと違った優しい雰囲気を出しながら話す。正直コレから何を言われるのか心配だ。それから、やっぱ天使なんだなぁとかどこかで思ってたり。

「無理矢理必殺技を出したり、新しくなった必殺技を制御出来なかったり。そう言った技の反動みたいな物ね。お子様って加減を知らないじゃない?はい出来た」

右手は指から肩まで包帯が覆っているのだが動かしにくいとか窮屈感は無かった、指もじゃんけんが出来るくらい動く。今日のオファニモン、何かが違う気がした。本当に優しいのだ。

「まぁ気にしないで、元気な証拠よ」

「う…うん」

オファニモンは優しい手でオレの頭を撫でるとXデータの事を思い出したのか、さっさと出て行ってしまった。

オレも1人残っても仕方ないのでウォーグレイモンの部屋に行く事にした。

「やぁアスカ、どうやら機嫌が良かったみたいですね」

部屋に入るなりオレの右腕を見たウォーグレイモンがオファニモンの話をする。

「んまぁ…何だか…悪くないよな」

「たまに機嫌が良いととても優しくなる時があるんですよ。滅多に無い話ですがね」

オファニモンの機嫌が良い事はとても平和な気がしたのだがウォーグレイモンの顔は平和なものを一切感じさせなかった。治療とか戦闘のダメージが残っているのだろうか。この際じっくり休めよ、そう言いたかったが先にウォーグレイモンが嫌な事を言った。

「その後ほぼ確実に何か大変な事が起きるんです」

「へ…へぇ…やっぱりそんな事あるんだぁ…」

それからオレはXデータを埋め込まれた腕の事を聞き、ウォーグレイモンは包帯ではなく何かの機械を取り付けられた右腕を見せてくれた。中ではデータの修復が行われているらしい。

「それでですねアスカ、そのオファニモンの機嫌が良かった次の日の話なんですけどね」

結局逸らしたつもりのオファニモンの話を持ちかけるウォーグレイモン。怖い話でも聞く様に、聞きたくないのに気になってしまう。そんな感じになってしまったオレは結局話を聞いてしまう。話が終盤に近づき、やがてウォーグレイモンが感想を聞いてくる。その時だ。

「「絶対に許せないんだ!!」」

あれ?

「アスカ…?そ、そんな大声を出す事は」

「いや、違う!!今のオレじゃない!!」

勝手に出た言葉だった。病室の中であんな大声で叫ぶなんてほどオレは行儀は悪くない。

説明しようとすると急にオレの視界は暗くなった。多分その辺に倒れたと思う。それから明るくなった時に視界に映ったのはカオスドラモンXと戦っていた部屋と、ご本人カオスドラモンXがいた。コレは一体?

「…!!………カ!!アスカ!!」

「!?あ、え?オレ…え?」

目の前には慌てたウォーグレイモン、広がる世界は元に戻って病室だ。一瞬だけ、それも意識だけでワープした感じだった。最初はオレも疲れが溜まったのかと思ったが違った。直ぐに情報はA2から流れて来た。

「OVER…LOAD?」

オレの言葉を聞いたウォーグレイモンが驚きの表情を見せるのと同時に、ボレロに物凄い音の警報が鳴り響いた。

アスカが急に叫んだり、ボレロに警報が鳴り響く少し前。メタルガルルモンと駆けつけたコマンドドラモンは消えた扉の向こう、つまりタクトのいる場所を探していた。

「ガルルトマホーク!!」

物理的には開く事は出来ない。それはもう解っていた事だが諦められないメタルガルルモンは何度も扉のあった場所へミサイルを撃ち込む。崩れた壁からはコンクリートや鉄筋も吹っ飛び、土だけが舞う。もう完全に拠点の外なのだ。

「メタルガルルモンさん…あれ?」

横で見ていたコマンドラモンがメタルガルルモンの開けた穴を見て何かを見つけた。

近くに寄って被っている土をバックパックに入れている小型の箒で掃く。それから現れたのは。

「デジギャップ…拠点のデータが攻撃に耐えられなかったのか、だとしたら!!」

コマンドラモンは後ろに振り向きメタルガルルモンを見る、表情は明るかった。

「この隙間から進入すれば見つかるかもしれません!!」

デジギャップ、コレはデータの組み合わせがずれた時に起きる物だ。どう行った時に発生するのかは詳しくは解っていないが、強烈な攻撃を受けた時、デジタルワールドの処理が間に合わなかった時に起きると考えられている。

それがどう今の状況に影響するのかと言うと、ココではクサリカケメロンを例に教えよう。

まずそれを真っ二つに切って中身を食べ様とする。しかしそれは実はオファニモンが楽しみにしていたデザートだったら。きっと痛い目にあうだろう。だから急いでそれを再び引っ付ける。

だがココで問題が起きた。引っ付いたのはいいが少しずれてしまった。しかしそれに気づかない、となるとどうなるだろうか?

頑丈な鎖の巻かれた、硬い皮に覆われているクサリカケメロンも、露出した中身はやがて腐り、腐りかけメロンになるだろう。

もしオファニモンによって犯人が突き止められたら、その辺は多分関係ないので省こう。

これが今の状況とどう関係あるのかと言うと。

クサリカケメロンは普段の世界、中身はそれを構築しているデータ。切る事によって破壊されたデータはデジタルワールドの判断の下正しい形に処理される、それは元に戻ったり、壊れた形に形成される事だ。

だが作業に負荷(ココではオファニモンの私物と言う事)がかかると処理に支障が現れ、形成が遅れたり間違った形で形成される、それがずれたクサリカケメロンだ。

普段ならデジギャップは直ぐにデジタルワールドが発見し、再構築するのだが(再構築には時間がかからないが、発見に時間がかかる。デジタルワールドは広いのだ)、今はコマンドラモンがそれを必死に阻止している、中身が見えるからである。コマンドラモンは腐りかけメロンにしようとしているのだ。

「固定完了っと。接続も完了、探索開始…処理手伝って下さい」

かたかたとキーボードを叩きながらコマンドラモンは小さく言った

「普通ならずれを直す様なプログラムを組んでから建てるんだけど…人間さんはこんな事になるのを知らなかったみたいですね」

作業開始から直ぐ変化が起きた。コマンドラモンのパソコンが外部からの進入を許したのだ。最初はコマンドラモンは防御プログラムかと思い、はずす作業に取りかかかろうとしたのだが。

「コレは…メール?」

送信者にはクリムゾンとあった。タクトだ。

―みんな逃げてね―

―絶対に許せないんだ―

意味を理解するよりも早くコマンドラモンのパソコンはぼんと音を立てて壊れた。

「D−LINK:OVERLOAD」

タクトの声は、静かに室内に響いた。




続け!!







あとがき
注意書きと内容がかぶるかも
うん、やっぱり小説は難しい
時間が空くと投稿するのも何故か恥ずかしくなってくる
乗ってた風がやんだ感じ…
まだ生きてたのか?みたいな
投稿するんだ、コレ
って感じ
かなりマイナス思考…すいません
えっと、今回はいろいろと動いてもらう予定だった
それからこうなるのはもっと早く(前回と今回の投稿間隔ではない)発動する予定だった、どのくらいと言うと3話くらい前
何でこんなに遅くなったのかは正直覚えてないです
次回はどうなるのか大体考えてたんですが、考えていた
過去形ですね、そう、過去なんですよ、過去
昔ってやつです、古いんですよ…
次回もいつになるか解りませんね、前回を探すのが大変なくらい…
前回なんて忘れてしまった感じでしょうか…投稿間隔開くとそういった問題も出てきますね…どうにかせねば
でも探すのも大変ですよね…ココの検索機能、やたら遅いのはオレのPCが原因でしょうか?
話が変わりますが、久々に投稿する時に少し思ったんですよ
ココのタイトル、タイトルですよ、小説のタイトルではなく
投稿するときのタイトルです
ココのタイトルは小説のタイトルじゃなければならないのだろうか、と
別に良いならって、タイトルを小説のタイトルしない訳じゃないんですが
どうなんだろうと疑問に思っただけ、文字稼ぎ(待
さて、そろそろあとがきとしてのネタが尽きてきたんですが
ホント、オレはこの下にある「投稿」をクリックする事が出来るのでしょうか?
んまぁ多分押します、ウォーゲームのオメガモンの最後の一撃のごとく
うおぉおおおって刺します、違った、押します
それでは、前回読んでくださった方、今回読んでくださる方、ありがとう
また次回に